複利の力を味方に!長期投資で資産を倍増させる考え方
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複利の力を味方に!長期投資で資産を倍増させる考え方

複利とは何か — 単利との違い

複利とは、元本だけでなく、過去に得た利息にも利息がつく仕組みのことです。これに対して、元本にのみ利息がつく仕組みを「単利」と呼びます。たとえば、100万円を年利5%で運用した場合、単利では毎年5万円ずつ増えていきますが、複利では1年目に5万円、2年目には105万円の5%である5万2,500円、3年目にはさらに増えた元本に対して利息が計算されます。この差は年数が経つほど大きくなり、30年後には単利で250万円、複利では約432万円と、実に180万円以上の差が生まれます。

複利のイメージ
複利のイメージ

72の法則で資産倍増期間を計算する

72の法則の使い方

「72の法則」とは、資産が2倍になるまでの期間を簡単に計算できる便利な公式です。72を年利で割るだけで、おおよその倍増期間がわかります。たとえば年利6%で運用すれば72÷6=12年で資産が2倍になります。年利3%なら24年、年利9%なら8年です。この法則を知っておくだけで、投資計画を立てる際の目安として非常に役立ちます。

時間が最大の味方になる理由

複利の効果は、運用期間が長くなるほど加速度的に大きくなります。これは「時間」が複利における最も重要な要素であることを意味しています。25歳から毎月3万円を年利5%で積み立てた場合、60歳時点で約3,200万円になります。一方、35歳から同じ条件で始めた場合は約1,800万円にとどまります。たった10年の差が、最終的に1,400万円もの差を生むのです。

複利を最大限に活かす投資戦略

配当再投資の重要性

複利効果を最大化するための具体的な方法の一つが「配当再投資」です。株式や投資信託から得られる配当金や分配金を受け取って使ってしまうのではなく、再び投資に回すことで、複利の恩恵をフルに受けることができます。多くの投資信託では分配金を自動的に再投資する設定が可能です。また、つみたてNISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用すれば、運用益に対する税金を抑えられるため、複利効果がさらに高まります。

複利の敵 — インフレとコスト

複利の力を享受するためには、その「敵」にも注意が必要です。第一の敵は「インフレーション」です。物価が年2%上昇する環境では、名目上の利回りが5%でも実質的な利回りは3%程度になります。第二の敵は「コスト」です。投資信託の信託報酬や売買手数料は、複利効果を確実に蝕みます。年間の運用コストが0.5%違うだけでも、30年後には数百万円の差になることがあります。低コストのインデックスファンドが推奨される理由はここにあります。

まとめ:今日から複利の力を味方にしよう

複利は、時間と忍耐力さえあれば誰でも活用できる、最も確実な資産形成の方法です。重要なのは「できるだけ早く始めること」「途中でやめないこと」「コストを最小限に抑えること」の3点です。投資の世界では、天才的な銘柄選びよりも、複利の力を信じて長期間コツコツと積み立てを続けた人が最終的に勝つことが多いのです。今日からでも遅くありません。複利という最強の味方を手に入れましょう。